行動経済学

皆さん、こんにちは!
今日は、サクッとわかる「行動経済学」という本を読んでみたので、その感想を共有したいと思います。

行動経済学というと難しそうですが、実は私たちの日常生活にも関係している面白い分野です。
イメージは、合理的に物事を捉える「経済学」×人の感情を取り扱う「心理学」のようです。
この本では、人間の心理や行動に影響を与えるさまざまな要因やバイアスについて紹介されています。

その中でも特に印象に残ったのは、以下の二つです。

一つ目は、人は得よりも損を重く感じるということです。
これはプロスペクト理論と呼ばれるもので、例えば1000円儲けたときの喜びを1とすると、1000円損したときの悔しさは2.25になるそうです。
つまり、同じ金額でも損した方が感情的にダメージが大きいということです。
僕もこの傾向があるなと思いました。
例えば、セールで安く買えたものよりも、定価で買ったものが値下げされたときのショックの方が大きいですよね。

二つ目は、人は確率を正確に捉えるのが苦手だということです。
具体的には、35%を超える確率は低く見積もり、35%未満の確率は高く見積もりがちだそうです。
これは可用性ヒューリスティックと呼ばれるもので、自分が経験したことやイメージしやすいことに基づいて判断する傾向があるからだそうです。

この代表例はやっぱり宝くじですよね!
宝くじの高額当選の確率なんて、ほぼゼロに近いです。
でもテレビや新聞で当選者の話を見聞きすると、「自分も当たるかもしれない」と期待してしまいます。
これは可用性ヒューリスティックのせいで、実際より確率を高く見積もってしまっているから。
逆に、交通事故や病気などのリスクについては、自分には関係ないと思って油断してしまうことがあります。
これは、実際よりも確率を低く見積もってしまっていることが原因のようです。

このように、人間は理性的ではなく感情的に判断することが多いみたいです。
そして、それが時に幸せにも不幸にもなるので難しい。
なので、自分の感情とうまく付き合っていくことが重要そうですね!

そして、自分が知らないことを学べる本って本当に素晴らしいですよね。
そもそも僕は、本を読むのがむちゃくちゃ嫌いで、学校の勉強でも国語がすごく苦手でした。
でも、公認会計士試験挑戦がきっかけで、国語力の大切さや本(参考書)の面白さに気づくことができました。
企業法の条文や現場対応が必要な各科目の問題演習のおかげですね!笑

話はそれましたが、皆さんも興味があれば行動経済学について触れてみてください!
そして、宝くじ購入するぐらいなら、自己投資にお金を回していきましょう!!笑